白ロム端末は、購入する前に必ず確認したり気を付けておくべきことがあります。
なかには使えない端末が流通していることがあるので十分気をつけましょう。万が一そのような端末を購入してしまっても自己責任となります。
以下に私がドコモの白ロム端末を購入したときに調べたことをまとめました。
ネットワーク利用制限がされていないことを確認する
ドコモの白ロム端末を購入する際は、まず購入したい端末にネットワーク利用制限がかかっていないかどうかを確認します。
ネットワーク利用制限とは、盗難被害に遭ったときや犯罪などに携帯が使われた場合、ドコモ側から通信の利用制限ができる機能のことです。つまり、ドコモ利用者がスマホの盗難に遭ったときに、ドコモに盗難・紛失の連絡をすることで端末にロックが掛けられるのでセキュリティ面で安心できるというメリットのある制限のことです。
ドコモ側から通信制限をかけられている端末にSIMカードを入れても通信することができません。
ネットワーク利用制限が掛けられているスマホかどうか調べるには15ケタの製造番号(IMEI)が必要です。
白ロム端末をインターネットで購入する際は、この製造番号を表示している業者を選びましょう。製造番号を表示していない個人のオークションや一部の業者ではトラブルが起きる確率が高くなるので購入を控えたほうが無難です。
ネットワーク利用制限(ドコモ)の確認方法
ドコモの場合は「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」から15桁の製造番号(ハイフンなし)を入力して照会します。
照会結果には「○」、「△」、「×」、「-」の4種類があります。
- 「○」の場合…ネットワーク利用制限の対象ではありません。
- 「△」の場合…ネットワーク利用制限中ではありません。※今後利用制限の対象となる場合があります
- 「×」の場合…ネットワーク利用制限中です。
- 「ー」の場合…製造番号が確認できません。ネットワーク利用制限中ではありません。
「○」の場合は端末の一括払いや割賦払いが終了している端末で正常に通信できる状態です。この中で選ぶとしたら「○」のものです。
「△」の場合でも正常に通信できますが、前の利用者が端末の残債の未払いがあるとき(分割払い中)などに判定されるようです。もし前の利用者に残債を踏み倒されたときなどは、利用制限がかかってしまうので要注意です。照会結果が「△」になる端末は安く売られていることが多いぶん、リスクも高いのであまり選びたくないですね。
「×」の場合は利用制限がかかっています。この利用制限がかかっている端末のことを赤ロムといいますが、不正に取得されたり残債未払いなどが起きている状態です。購入は控えましょう。
私は照会結果が「○」のものを購入しました。
ただし、照会結果が「○」だった場合でも、前の持ち主に不正が発覚すると突然利用制限がかかってしまうこともあります。購入先がどれだけ信頼できるかというのも白ロム端末選びでは大切ですね。保証期間や返品条件等もしっかり確認しておきましょう。
大手リサイクル業者(GEOやBOOKOFFなど)では、もし赤ロムに当たってしまった場合でも保証していることが多いです。端末が少し高く販売されているかもしれませんが安心して購入できます。万が一のために購入時の領収書は保存しておきましょう。
使いたいSIMカードが白ロム端末で動作確認されているか
キャリアと契約せずにMVNO業者などの格安SIMカードを差して使う場合には、その端末がSIMカードを差して動作するかどうかを公式サイト等で事前に確認します。
動作確認端末の一覧を親切に表示しているMVNO業者がありますので、公式サイト等を一通り確認しておきましょう。表示されていないことも多々あります。
MVNO業者はすべての端末の動作保証を行っていないので、自己責任で格安スマホを運用することになります。
基本的にドコモの端末にドコモ系のSIMを差し込んで使う場合はSIMカードを認識すると思いますが、「使えないこともある」というリスクはある程度覚悟しておく必要があります。
それが難しいと感じるのであれば、MVNO業者のスマホセット(SIMフリースマホと格安SIMカードがセットになったプラン)を選んでおけば失敗もリスクもありません。
※ドコモ系SIM…IIJmio、DMMモバイル、OCNモバイルONEなど
私はこれまで中古の白ロムと新品未使用の白ロムを購入しましたが、今のところ赤ロムのようなハズレ端末に遭ったこともありません。SIMカードを問題なく使えていますが、これは運がいいだけかもしれません。
これから格安スマホの利用を考えている方は、万が一の事が起きても自己責任で対処できるように端末・SIMカードともによく調べてから購入してくださいね。