私はガラケーとスマホの2台持ちで通信費を月2,000円以下にしています。
スマホ代節約に関するお問い合わせをいただくことがあるので、私が現在やっている通信費の節約方法をまとめてみました。
格安SIMで本当に通信費が安くなるのか疑問に思っている方、興味のある方は参考にしてみてください。
携帯2台持ちで毎月支払っている通信費の内訳
上の写真が私の持っているガラケー(P-03D)とスマホ(Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E)です。
ガラケーはドコモ契約で月989円(税込)、スマホは格安SIMを入れて月974円(税込)の合計1,963円(税込)を毎月支払っています。
なぜこのように安くできているのかそれぞれの契約プランを見てみましょう。
ドコモ契約ガラケー月額989円の内訳
ドコモ契約のガラケーは通話専用にしています。ガラケーはFOMAの料金プランが選択できるので、一番安い「タイプSSバリュー」月額1,864円(無料通話1,000円分付き)を選択しています。端末は使い始めて3年目です。
ここからファミ割MAX50/ひとりでも割が適用されて-930円、ユニバーサルサービス料+2円、eビリング割引-20円、消費税+73円の合計989円です。
↓2015年2月分のドコモの請求書です。スペースの関係で一部切り取ってますがこんな感じですね。
一番下に書かれている合計989円(税込)が請求額です。
私の家族は通話が多いので格安SIMを持たせずにドコモと契約しています。私はそのドコモ契約の家族への通話が多いんですが、ガラケーだと家族間通話無料なので気軽に電話を掛けられるのがいいですね。この請求書ではファミリー割引で900円分が無料になっています。
無料通話1,000円分はほとんど使うことがなく毎月消えていきます…。固定電話等へ620円分通話していますが、無料通話分の1,000円以内に収まっているので請求されるのは0円です。
電話はあまり使わず、LINEやインターネット閲覧がメインなのでガラケーよりもデータ通信を使うスマホの利用頻度のほうが高いです。
ついこの前までキャリアメール(@docomo.ne.jp)のアドレスを使っていましたが、フリーメールで充分だと判断したのでiモード(月額324円(税込))を解約しました。
iモードを解約してキャリアメールを使えなくしてから約1か月経ちましたが不便はしてません。Yahoo!メールでもGmailでもメールが届くとプッシュ通知がある(新着メールの案内が届く)ように設定しています。
関連記事:格安スマホ選択でメールアドレスはどうする?フリーメール運用3つのデメリット |
格安スマホ月額974円の内訳
スマホはキャリア契約をせずに格安SIMカードを入れて運用しています。高速通信容量3GBのもので月額974円で使ってます。端末は使い始めて2年目です。
さすがにスマホヘビーユーザーの私には月3GBの容量は足りないので、WiMAX2+を契約しています。WiMAX2+はパソコンと接続したり家族と一緒に使っているものなので、このスマホ代には含んでいません。
基本的に容量の大きいもの(動画など)はWiMAX2+などのWi-Fiを利用しますし、WiMAX2+端末を持ち歩かずに外出したときは、インターネットを使って軽く調べものをしたりTwitterを見たりLINEを返したりする程度なので月3GBの容量で充分です。
つまり、ガラケーを通話専用・スマホをデータ通信専用にすることで、それぞれの良いところを生かしながら通信費を安くしているのです。
通信費節約に向かない人
誰しもがこの方法で通信費を節約できるわけではありません。
私は通話が少ないのでこれで充分ですが、通話の多い方は話し放題プランに入ったほうがお得でしょうし、キャリアメールが使えないと困る方もいるでしょう。
また、2台持ちは持ち歩きの際にかさばって不便なので、これを嫌う方にとってはデメリットになります。
さらに、自分で端末とSIMカードを用意して格安スマホを作る場合、スマホが壊れたときの保証がないこと、盗難に遭ったときのセキュリティ面で自己責任になります。不注意ですぐスマホをなくしたり壊したりする方には格安スマホは向いてないと思います。キャリアで保証のあるプランを選択したほうが安全かもしれません。
参考記事: 白ロム端末が故障!ドコモショップへ修理に持ち込んでみたら… |
「格安スマホはお得」と言われていますが、スマホの利用内容・状況によってはキャリア契約のほうがお得な場合もあります。
格安スマホへの乗り換えのタイミング
「よーし、格安スマホに乗り換えると毎月の通信料が安くなるから今すぐ乗り換えよう!」と思う方も多いようですが…ちょっと待ってください!
- 契約更新月ではない方
- 月々サポートなどの割引適用を受けている方
- スマホ端末の残債が残っている方
これらがあると格安スマホへの乗り換えに失敗する場合があります。
契約更新月ではない方の乗り換えが不利な理由
まず、契約更新月でない方はキャリアを解約して格安スマホへ完全に乗り換える場合に必要になる解約手数料ですが、これは違約金なのでなるべく払わないのが正解ですし、無駄な支出です。
違約金を払ってまで乗り換えて本当に得するのでしょうか?損する場合もありますのでよく計算して考えてみてください。
契約更新月に格安スマホに乗り換えるとスマホ代節約につながる可能性が高いです。
月々サポートなどの割引適用を受けている方の乗り換えが不利な理由
月々サポートなどの端末代や料金を割引するサービスは、解約や条件に合わない料金プランに変更することで消滅します。
結局料金が高くつくこともありますから、どちらがお得になるのかよく考えてみてください。
スマホ端末の残債が残っている方の乗り換えが不利な理由
キャリア契約スマホを解約する場合には、月々サポートなどの料金割引サービスが消滅するうえに残債を支払うことになります。
契約してるキャリアによっては格安スマホを作るためにSIMロック解除手続き(3,000円程度の手数料がかかる)が必要だったり、新しくスマホを買い直す必要があり、出費が多くなることもあります。
やはり乗り換えのタイミングは契約更新月でしょう。契約・解約の時期は大事なのでしっかり検討してみましょう。
約2年間携帯2台持ちにしてて思うこと
携帯の2台持ちは端末代が2倍かかるうえ、持ち歩きが不便ですが、端末とSIMカードを長く使えば通信費を節約できます。不便でも我慢できるのは結局のところ料金が安いからですね。
通信費はうまくやれば一番節約しやすい費目です。契約プランを定期的に見直しましょう。
現在、データ通信用のSIMカードを別会社のものに替えたいと思っていますが、初期費用が3,000円程度かかるので乗り換えに踏み切れません。
3,240円の初期費用のものを12か月使うとすると、月270円程維持費が増えることになります。次々と格安SIMを出すMVNOが増えてきて、魅力的なものが多いですが、度々乗り換えるのはよくないと思って我慢しています。私は初期費用さえ払うのがもったいないと思ってしまいます…。
格安スマホを検討している方は、最初の端末選びやSIMカード選びが大事なので慎重に行ってもらいたいです。同じものを長く持ち続けるのが一番節約になりますからね。