エンタメフリー・オプション(BIGLOBEモバイル)の契約前に知りたい4つのデメリットまとめ

BIGLOBE(ビッグローブ)の格安SIMを契約するとオプションでエンタメフリー・オプションをつけることができます。

エンタメフリー・オプションとは、YouTubeをはじめとした一部の動画や音楽配信サービスの通信量が無制限で楽しめるオプションサービスです。

対象サービス(2018年5月8日現在):YouTube , Google Play Music , Apple Music , Abema TV , Spotify , AWA , radico.jp , Amazon Music , U-NEXT , YouTube Kids

 

SNSの通信量を無制限で使えるオプションはちらほら見かけますが、動画や音楽が制限なく使えるオプションがあるのは今のところBIGLOBEだけです。さすが大手。

そして、このエンタメフリー・オプションが使いたくてBIGLOBEモバイルに乗り換えるという方が増えています。

・・・でもこれって、本当に制限がないの?

疑い深い私は契約前に念入りに調べました。

 

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エンタメフリーオプションのデメリット、制限なしは本当?

動画見放題・音楽聴き放題となると、気になるのは途中でブツ切れしないかどうか

BIGLOBEだけではなく格安SIM全般にいえることですが、利用者が増えて回線が混雑する時間になると、通信が安定せずに繋がりにくくなるというデメリットがあります。

使いたいときに使えないのであれば困ります。

これまで通信制限なしという文句があるものは大概使い物にならなかったという経験もあり、疑いながらいろいろ口コミや評判を探してみたのですが、意外にも快適に使えた!速度も問題ない!という情報が多かったのです。

「む、やっぱりエンタメフリー・オプションは無敵なのか?」と思ったのですが、やっぱりここはどうかな?とデメリットに思う点が4つありました。

 

1.タブレットでの視聴は適さず、スマホでの視聴となるのがデメリット

BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションは動画を大画面で見たいのなら向いていません

なぜなら、これはスマートフォン対象のサービスだからです。

 

BIGLOBEの広報さんに聞いたところ、他のユーザーに影響が出ないよう、エンタメフリー・オプションユーザー用には専用の帯域を割り当てており、エンタメフリー・オプションユーザーが混雑していた場合はカウントフリーの利用者のみ速度が低下する可能性があるとのこと。

この影響でエンタメフリー・オプションが有効のユーザーは時間帯などの影響で混雑し、動画再生の品質が落ちるケースが考えられるため、ユーザーが過度の期待を抱かないようにプレスリリースなどでは「本サービスにおける動画視聴はスマートフォンを対象としており、タブレット等の大画面の視聴には適しておりません」としているということなので、いつでも高い画質で観られるわけではないと考えていたほうが良さそうです

(引用:ケータイWatch カウントフリーな格安SIMにしたら……全然使い切れない)

 

つまり、動画をタブレットやテレビにつないで見たいという人には不向きってことですね。

逆にスマホのみで動画を見るならBIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションはぴったりです。

 

2.複数台で同時視聴は対象外となる場合があるのがデメリット

BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションは1契約で複数台のスマホで同時視聴をすると、エンタメフリーの対象外になる場合もあると注意書きされています。

ネットの情報では「複数台で視聴しても大丈夫だった」と書いてあるのを見かけましたが、BIGLOBE側にとって想定外の負荷が回線にかかってしまうと、他のユーザーに迷惑が掛かったり、最悪このサービスがなくなることも考えられますのでやめましょう。(モラルの問題ですね)

複数台を同時接続したい場合はその台数分だけ契約し、1契約1台で使えば何の問題もありません。

 

3.3GB以上のプランでしかオプションを付けられないのがデメリット

このエンタメフリー・オプションは容量3ギガ以上のプランを契約しないと使えません。

動画や音楽以外容量を使わないというケースでも3ギガプラン以上の契約が必須です。

さらに、データSIMの場合は+980円/月(税別)、音声通話SIMの場合は+480円/月(税別)となっていて音声通話が付いているか付いていないかで料金が違う点にも注意。

現在(2018年5月8日時点)のBIGLOBEモバイルの料金表(下表)を見る限りでは、音声通話スタートプラン(1GB、下記料金プラン※印部分)を除けばエンタメフリーオプションを付けられるということですね。

プラン種別 データSIM SMS付きSIM 音声通話SIM
スタートプラン 1,400※
3ギガプラン 900 1,020 1,600
6ギガプラン 1,450 1,570 2,150
12ギガプラン 2,700 2,820 3,400
20ギガプラン 4,500 4,620 5,200
30ギガプラン 6,750 6,870 7,450

 

動画再生専用スマホとして一番安く運用できるパターンは、データSIM3ギガプラン900円+エンタメフリーオプション980円の合計1,880円となります。(+税、+ユニバーサルサービス料がかかります、新規契約の場合は別途初期費用あり、端末代別、ドコモ回線)

音声通話の場合は契約から12か月以内に解約すると契約解除料8,000円(税別)が取られる点に注意。番号を転出(MNP)する場合もさらに手数料がかかるので、オプションだけが目的ならデータSIMのほうがいいかも。(使い勝手が悪かったらすぐにやめられますし)

 

4.オン・オフの設定が面倒なのがデメリット

私これを勘違いしていたのですが、エンタメフリーオプションを契約したら、対象サービスの動画を見たり音楽を聴くと自動的にカウントフリーになるのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

実際はオン・オフの切り替えボタンを押して切り替え作業をしなければなりません

この切り替え作業が「モバイル契約情報」のページを開かないとできないことになっていて非常に面倒です。

さらにオン・オフを切り替えた後に端末の再接続が必要で、一度機内モードへ切り替えて戻さなくてはなりません。

 

つまり、エンタメフリー・オプションを付けたり外したりするために

モバイル契約情報ページでカウントフリーをONまたはOFFにする→機内モードONからOFFへ

という手順が必要です。手間がかかりすぎます。

うっかり切り替えを忘れて普通の回線を使って動画視聴をしてしまったら、あっという間に上限に達して速度制限されてしまうことになります。怖い。

 

 

カウントフリー・オプションはスマホ1台で動画を見たり音楽を聴きたい人向け

BIGLOBEモバイルがいいかなぁと思って調べてみましたが、私は動画をタブレットやパソコンの大画面で視聴したいのでそこが合わず断念。

 

とはいえ、持ち歩きが煩わしいモバイルルーターが必要なく、スマホ1台でYou Tube動画などを視聴できるので、エンタメフリー・オプションは使い方次第で契約する通信容量を大幅に節約できる画期的なサービスです。

あとは安くできるかわりにデメリットをどれぐらい許容できるか、ということになるでしょう。

スマホでの動画視聴が多かったり、すぐ速度制限にひっかかっているなら、エンタメフリー・オプションで節約とイライラ解消につながるかもしれません。

 

その他カウントフリーについてまとめた記事はこちらです↓

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