パソコン周辺機器でおなじみのELECOM(エレコム)がMVNO事業者となりました!名づけて“SkyLinkMobile(スカイリンクモバイル)”。
ELECOM独自路線のSIMを販売しています。
エレコムのSkyLinkMobileのSIMプランと内容
SkyLinkMobileの料金プランは以下のとおりです。
フリーデータコース
フリーデータコースは速度が上り下り最大300kbpsで容量無制限のプランです。
- データ通信(SMSなし)…月額780円(税抜)
- データ通信+SMS…月額900円(税抜)
- データ通信+SMS+SkyLinkPhone…月額1,080円(税抜)
デイリーコース
デイリーコースは容量70MB/日を速度制限なしで使えるプランです。容量を超過すると100kbpsに制限され、翌日に解除されます。
- データ通信(SMSなし)…月額980円(税抜)
- データ通信+SMS…月額1,100円(税抜)
- データ通信+SMS+SkyLinkPhone…月額1,280円(税抜)
マンスリーコース
マンスリーコースは容量4GB/月を速度制限なしで使えるプランです。容量を超過すると200kbpsに制限され、翌月に解除されます。
- データ通信(SMSなし)…月額1,510円(税抜)
- データ通信+SMS…月額1,630円(税抜)
- データ通信+SMS+SkyLinkPhone…月額1,810円(税抜)
SkyLinkPhoneについて
上記のプランに出てきたSkyLinkPhoneには050から始まる電話番号が付与されます。
050から始まる電話番号は、電話回線を利用せずデータ通信回線を使って通信するため、通話料金が安くなるという特徴があります。携帯電話会社や固定電話などに通話することができます。
参考:
- 携帯電話向け通話料…16.25円/分(大手携帯電話会社43円/分)
- 固定電話向け通話料…8.6円/3分(大手携帯電話会社129円/分)
ただし110番や119番などの緊急通報や一部の回線で利用できないデメリットもあります。
SkyLinkPhoneはTwofishという独自で暗号化した通信を行っているので、音声通話のセキュリティも一般のものよりも傍受されにくいのが特徴です。
さらに、最大で20kbps程度の通信速度で通話できるので、通信速度が制限された状態でも通話品質を保持しやすいという特徴もあります。
気になる「フリーデータコース」と販売コンセプト
フリーデータコースは低速(300kbps)ながらも通信容量無制限のプランです。
最近は高速通信容量なしのSIMが「通信料金を安くしたい」というユーザーから支持されているようです。
高速通信容量なしの同じようなプランとしては“ヨドバシワイヤレスゲートSIM”の月額445円(税抜)プランや“DTI ServersMan SIM LTE”の月額467円(税抜)プランがありますが、この二つのプランに共通するのは250kbpsの速度ということです。
一方で780円(税抜)で最高300kbpsの速度を出せる“SkyLinkMobileフリーデータコース(SMSなし)”はこれまでにない新しいプラン内容のSIMとなります。
競合他社が足並みを揃えるなか、どのようなサービス・違い・付加価値を付けるかでユーザーのニーズに合うSIMの選択肢が広がりますね。
ホームページからエレコムのSIM販売コンセプトがよくわかる!
エレコムといえばPC・スマホ周辺機器を販売している会社としてイメージが強いです。「なぜエレコムがSIMを販売するの?」となんとなく思いますよね。
サイトを見ると、“ユーザーとユーザーをつなぐ”をコンセプトにSkyLinkMobileを立ち上げたとのことです。
販売目的や軸がはっきりしている業者には個人的に共感を持てます。
売り切れ中のスマホセットプラン
スマホ端末セットプランがあったので確認してみようと思ったら…この記事を書いている時点では品切れ中でした。
「FT132A+データSIM/スマホセット」の販売価格が12,960円(税込)となっています。SIMの販売価格が3240円なので、その分の代金を差し引くとスマホ端末代が1万円を切る破格での販売です!(ただしLTE非対応端末・3.5インチなので画面小さめ)
スマホも価格重視路線ですね。
プラン的には悪くないですし、特徴あるSIMなので今後に期待です!