WiMAX2+に新機種が出ました。NEC製の「Speed Wi-Fi NEXT WX02」というモバイルルーターです。色展開はホワイトとブラックの2種類で、ホワイトが11/20発売、ブラックが11/27となっています。
個人的にはファーウェイ製のW01端末よりも、NEC製のルーターW01端末のほうが好みなので既に発売されているWX01端末と新端末のWX02を比較してどちらを買うべきか検証してみました。
WiMAX2+ WX02とWX01を比較
WX02はWX01の後継機です。何かしらグレードアップしていることが期待されますがWX01と比べてWX02はどこが新しくなったのでしょうか?
省電力機能で電池が長持ち
新しくバランスモードとエコモードが選択できるようになりました。用途に応じて以下の3種類のモードを切り替えることで連続通信が約10時間可能になります(Wi-Fi利用時)。3種類のモードの特徴は以下のとおりです(通信可能時間はすべてWi-Fiデザリング時のもの)。
- ハイパフォーマンスモード…高速通信4×4MIMO(下り最大220Mbps)が利用可能、連続通信約7.3時間
- バランスモード…バッテリー残量が一定以下になると速度を2×2MIMO(下り最大110Mbps)に変更、連続通信時間約8.1時間
- エコモード(省電力モード)…2×2MIMO(下り最大110Mbps)で通信、連続通信時間約10時間
自宅で充電をしながら使うのであればハイパフォーマンスモードで利用、外出先で使うのであればバランスモードまたはエコモードという使い分けができます。
さらに電源の電源切り忘れタ防止タイマー機能が付きました。WiMAX利用時にありがちなのは、電源を切り忘れていて使いたい時にバッテリーがなくなって使えなくなってしまっていることです。私は外出先にWiMAXを持ち出したときによくこの状態になって困っています。
この電源切り忘れ防止タイマーが搭載されたことで、電源をこまめにON・OFFしなくても自動的に省電力にすることができるので便利になりました。
3日間の通信料累計の表示機能
WX02では3日間でどれぐらいの容量を使ったのかがディスプレイ表示されるようになりました。
WiMAX2+には直近3日間で3GBを超えて利用すると速度制限がかかる場合があります。この速度制限がかかるまでどれぐらい使ったのかWX01端末では確認することができませんでした。
この日次通信料累計表示ができるようになったことで、速度制限がかかる目安を知ることができます。これは非常に便利になったと言えるのではないでしょうか。
その他の変更点
その他は特記する必要がないぐらいWX01からの変更点がありません。
1つだけ挙げるとすれば重さが若干軽くなった(-2g)ことぐらいでしょうか。WiMAX2+回線とWiMAX回線が手動で変更できないところも仕様は同じで変更されていません。
UQWiMAX(公式)でアクセサリショップオープン
11/20にUQWiMAX(公式)でアクセサリーショップがオープンしました。ここでは別売りのクレードルやACアダプタを購入することができます。
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これまでクレードルなどのWiMAXに付属するアクセサリーは、購入時のみに付けるか付けないかを選ぶことができ、後から追加で購入することはできませんでした。
そのため、最初からクレードルが付いてこないプロバイダと契約した場合はAmazonやヤフオクなどで自ら探して必要な場合は購入しなければなりませんでした。
ところが、UQWiMAXのアクセサリーショップを利用すれば「クレードルがあとから必要になった」という場合でも対応可能となったのです。正規の値段で公式サイトから購入できるので安心ですね。代引きは手数料がかかりますが、通常配送なら送料は無料です。
UQWiMAXで申し込むとACアダプタが別売りになっています。ACアダプタは別のmicroUSBで代用できるので自身で準備できるのであれば追加購入する必要がないと思いますが、購入時に必要ないと判断して後から必要になった場合でも、アクセサリーショップがオープンしたのでACアダプタ単体で購入することができます。
【WX02発売】WiMAX2+の新機種は買いか?のまとめ
個人的にWiMAXの端末はNEC製押しというのもあり、WX02は買いです。
ただし、新製品が出てきたばかりのときは不具合が起きることが多い点だけが若干心配です。まぁ最新のファームアップが出たときにアップデートすれば不具合は解消されるのでそこまで気にしなくてよいでしょう。
現在はホワイトのみの販売ですが、11/27にはブラックが発売されるのでどちらか好きな色を選べるようになります。ブラックが欲しい人は発売までもう少し待ちましょう。