最近、通信容量無制限が売り文句の「305ZTの直近3日で1GB規制が厳しくなった」という声が散見されるようになりました。
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305ZT端末はアドバンスモード(ソフトバンク4G回線)を使うことで他の通信端末であるような月7GBのデータ通信容量制限を回避できるので“容量無制限”と表記するのは間違ってはいませんが、注意書きをよく見ると小さく「直近3日の通信容量が合計で1GBを超過した場合は通信容量を制限することがあります」というような記載がされています。
305ZTが売り出されてすぐの頃はこの速度制限が緩かったようですが、今は厳しめのようです。3日1GBの速度制限の注意書きはあったものの、急激に規制を始めたことがユーザーの怒りを買い、解約や乗り換えを検討する人が増えました。
305ZTに対抗するWiMAX回線は屋内の電波の掴みが弱いなどの弱点があり、使い勝手が悪かったことで敢えて305ZTを選んでいるユーザーも少なからずいるでしょう。
昨年末頃にソフトバンクから「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」というソフトバンク回線を利用した据置型ルーターが販売され始めました。SoftBank Airは305ZTと同じくSoftBank回線を利用した端末ですが、305ZTとは仕様や契約内容が異なります。
305ZT端末の速度規制で悩んでいる方にとって代替品となるかどうか検討してみました。
SoftBank Airについて
SoftBank Airとはソフトバンク回線を利用した回線工事不要の据置型ルーターのことです。この通信端末のことを「Airターミナル」と呼んでいます。
Airターミナルの主な特徴として以下の4点があります。
- 回線工事不要でコンセントから電源をとるだけで使えること
- 通信容量制限なしであること
- 下り最大110Mbpsであること
- ソフトバンクユーザーであればスマホ代が最大2,000円/月安くなること(スマート値引き)※ただし加入特典割引との併用不可なので下記の料金表より500円または800円月額料金が増えます。
月額料金はスタンダードプランとプレミアムプランの2種類から選択できます。また、Airターミナルをレンタルするか分割払いするかで料金が変わってきます。 (24か月間加入特典を適用した場合の料金表)
スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
レンタル | 4,486円/月 | 4,686円/月 |
分割払い | 3,996円/月 | 4,196円/月 |
スタンダードプランとプレミアムプランの違いはYahoo!BBの基本サービスに準拠するようです。(例えばプレミアムプランはYahoo!ショッピングでの買い物でTポイントが10倍になる等)
Yahoo!ヘビーユーザーであればプレミアムプランがかなりお得ですが、そうでなければスタンダードプランで十分です。
ソフトバンクスマホユーザーであれば、月額料金が実質安くなります。
利用者の評判や声は二極化している点が気になる
SoftBank Airを実際に利用している方の評判を見てみると、
- 固定回線を引かずにAirターミナルを選んで正解だった
- 速度は十分使える程度出ている
- 通信容量制限がなくて安心
- 屋内でも電波を掴んでくれる
という「選んで良かった」という声がある一方で
- 日中から深夜にかけて速度が出づらい
- 窓際に置いても電波の掴みが弱い、電波が不安定
- 端末のデザインがあまり良くない、大きい
- やっぱりソフトバンク回線…(繋がりにくい)
という「選んで失敗だったかも」という声も見られます。
SoftBank Airは305ZTの代替品となり得る!
Airターミナルは外に持ち出せる大きさの端末ではないので、自宅で使うのに限る場合に有用なホームルーターといえるでしょう。据置型ルーターとして活躍します。
容量無制限かつ屋内で使うという想定で305ZTを契約していた方にとっては、SoftBank Airは305ZTの代替品となり得るかもしれません。現時点では305ZTのように「3日で1GBの容量超過で速度規制する」とは明記されていないので、データ通信利用量による速度制限はないと考えて良さそうです。
305ZTの直近3日間ので1GB規制に悩んでいた方にとっては、通信速度規制がないというというのが大きなメリットになります。
利用者増加による速度低下と今後通信速度規制が行われないといいのですが…それだけが気がかりです。
【追記】4月中旬より速度規制がされるようになったとの書き込みが多数見受けられるようになりました。特に夜間(20時以降)の速度規制が厳しいようです。規約改定で帯域制限による速度減速がある旨が付け加えられましたので、回線が混雑しやすい時間帯は速度低下の可能性があります。データ通信利用量による速度制限についてはまだ規約に付け加えられていないのが救いですかね。
詳細はSoftBank店頭またはWebページで確認できます。