長年使ってきた「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」をついに解約することにしました。
楽天ヘビーユーザーだった私が、なぜ楽天ブロードバンドLTEを解約したのか、何が不満だったのか本音のレビューと解約までの流れをまとめました。
※現在は「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」の販売はありません。楽天モバイルで同等のSIMを契約できます。
・楽天モバイル最新関連記事:楽天モバイルSIMの実効速度は遅い?元ユーザーの評価
楽天ブロードバンドLTE使用感レビュー
楽天ブロードバンドLTEはかれこれ2年ほど利用してきました。一番最初に契約したのが「楽天ブロードバンドLTEエントリープラン」の通常SIMです。
その後、スマホを買い替えたので「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」のマイクロSIMに買い替えました。
これまで使ってきて「つながりにくい」「遅い」というのは何度か感じたことがありますが、かろうじてつながっていたのでそこまで不満ではありませんでした。
しかし、最近は回線の混雑具合・通信品質が特にひどく、使いたい時には全くつながらないということが起きるようになりました。
これは「楽天ブロードバンドLTE特有の400MB/3日間の制約がきついのか?」とも思いましたが、実際はそこまで使っていない(400MB/10日程度しか使っていない)にもかかわらず、とにかくつながりません。回線品質が酷い状況なので解約を考え始めました。
スピードテスト測定結果
楽天ブロードバンドLTEの回線があまりにも遅いので速度計測しました。
愛知県内の自宅で計測したスピードテストの結果は以下の通りです。
【実測1】時間帯…2月12日10時台
- 1回目:下り7.41、上り5.06
- 2回目:下り15.98、上り7.19
- 3回目:下り7.19、上り5.10
- 4回目:下り10.70、上り4.90
- 5回目:下り10.07、上り4.04
- 平均:下り10.27、上り5.25
回線が混雑していない10時台は下り平均10.27Mbps、上り平均5.25Mbpsと十分使える速度が出ています。
ずっとこれぐらい出ていれば不満はありませんが…。
【実測2】時間帯…2月11日22時台
- 1回目:下り1.45、上り1.85
- 2回目:下り0.88、上り2.12
- 3回目:下り1.95、上り3.01
- 4回目:下り1.12、上り3.05
- 5回目:下り1.00、上り1.56
- 平均:下り1.26、上り2.31
やや混雑する22時台の計測結果は下り平均1.26Mbps、上り平均2.31MbpsとメールやLINEなどは使える速度でした。外出時でもこの程度使えれば問題ありません。
【実測3】時間帯…3月16日12時台
- 1回目…下り0.01、上り1.83
- 2回目…下り0.03、上り2.35
- 3回目…下り0.04、上り3.91
- 4回目…下り0.03、上り3.65
- 5回目…下り0.03、上り3.53
- 平均…下り0.035、上り3.05
一般的に回線が混雑する12時台は下り平均0.035Mbps、上り平均3.05Mbpsしか速度が出ません。
この速度がどのぐらい遅いのかというと、スマホに通信エラー表示が出たり、Yahoo!の検索結果が出るまでに画面がフリーズするレベルです。本当にひどく、使い物にならない速度です。この日だけ特別に遅いかというとそうではありません。いつも12時台はこれぐらい遅いです。
逆をいうと、この時間帯を除けばそこそこ使えますが、実際に外出時に困ったことになり、もう使う気がなくなったので解約手続きをすることにしました。
解約手続きの流れ
楽天ブロードバンドLTEを解約するときに注意しなければならない点は3つあります。
解約受付締切日に注意する
まず1つ目は、毎月15日までに楽天ブロードバンドカスタマーセンターに連絡して解約の手続きをしなければ当月末の解約ができません。16日以降は翌月解約になりますので早めに連絡をしましょう。
私はギリギリ滑り込みで3/15に連絡して3月末の解約手続きができました。締切が早いのでうっかりすると1か月余分に料金を支払うことになりますので注意が必要です。(料金の日割り計算はされません。)
※解約受付の締切日は楽天ブロードバンドのヘルプページには15日、メンバーズステーションには10日までと記載されていて相違があるようです。記事作成当時(2015年3月16日)は15日に解約の連絡をして次月の請求はされませんでしたので当記事には「15日まで」と記載しております。もし10日~15日に解約を考えられている場合は念のためカスタマーセンターに解約締切日を事前に問い合わせて最新の情報を確認しておくことをおすすめします。
電話番号に注意する
次に2つ目は解約の電話番号がわかりづらい点です。「楽天ブロードバンドLTE 解約」と検索しても電話番号が出てきません。電話番号を検索で出さないようにして解約させないようにするちょっとした戦略が見えてウンザリしました。どうしても解約したい人は手間をかけろということでしょうか?
楽天ブロードバンドのサイトを隅々まで見て探すと、上のほうに「お問い合わせ」と書かれている場所をクリックしてようやく電話番号を見つけました。以下の「加入済みのお客様」の電話番号から電話をかけます。加入前のお客と電話番号が別になっています。
※今後電話番号が変わることもあるかもしれませんので必ず公式サイトから確認して間違い電話をかけないようにしましょう。
電話番号・名前・住所を聞かれて本人確認をされました。解約の理由については聞かれませんでした。
SIMカード返却時の注意点
最後の3つ目はSIMカードの返却の際に注意することです。
普通郵便でSIMカードを返却しますが、この時の送料は自己負担です。82円切手を貼った封筒にSIMカードを入れて返却すればいいそうです。
宛先は電話の口頭で教えてもらえます。
これで解約完了です。お疲れ様でした。
楽天ブロードバンドLTE雑感まとめ
これまでずっと楽天ブロードバンドLTEのSIMを愛用してきましたが、終止符を打つことにしました。
私が初めて格安SIMを契約した2年前は、MVNOの業者が少なく、選択肢は限られていたので、楽天ユーザーだった私は楽天ブロードバンドのSIMを選んだのですよ。
しかし現在はMVNO業者の競争が激化し、消費者側が好きなSIMを豊富なラインナップから選べるようになりました。価格の相場はほぼ決まってきていますし、あとは各業者がいかに通信品質を向上させるかですよね。
当然ながら、価格と品質が見合っている・それ以上のMVNO業者には消費者と資金が集まり、さらにサービスが良くなっていくでしょうが、そうでない業者はユーザーが次第に減っていき、将来的に消えていくのではないでしょうか。
今の格安SIMの消費者は安いだけで通信品質の悪いものは求めてません。「安かろう、悪かろう」はお金を無駄にするだけです。
次のSIMカードはSIM愛用者のなかでも特に評判のいいIIJmioにしてみました。使ってしばらくしたらレビューを書きます。
【追記】IIJmioの使用レビューを書きました。興味のある方はどうぞ。
関連記事:【格安SIM】IIJmioを1か月使ってみた評判&実測レビュー |